【二十四節気】「夏越の祓」(なごしのはらえ)と「氷の節句」 6月30日

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一年の前半の最終日に行われる神事が「夏越の祓」。 
十二月の晦日に行われる大祓「年越の祓」とともに
日々の暮らしの中で知らず知らずに犯したであろう過ち
心身の穢れを祓い清め、無病息災を祈ります。
水無月 〜みなずき〜
minazuki
「氷の節句」または「氷の朔日」といわれ、室町時代には幕府や宮中で年中行事とされていました。この日になると、御所では「氷室(ひむろ)」の氷を取り寄せ、氷を口にして暑気を払いました。「氷室」とは冬の氷を夏まで保存しておく所のことで、地下など涼しいところを利用して作られた、昔の冷蔵庫のような場所です。宮中では氷室の氷の解け具合によってその年の豊凶を占ったといいます。昔は氷室の氷を口にすると夏痩せしないと信じられ、臣下にも氷片が振舞われたようです。しかし、庶民にとっては氷など簡単に食べられるものではありませんでしたので、宮中の貴族にならって氷をかたどった菓子が作られるようになりました。これが水無月です。水無月の三角形は氷室の氷片を表したもので、上の小豆は悪魔払いの意味を表しています。暑気払いを兼ねた「水無月」は暑い夏を乗り越える吉祥菓です。
 【販売期間】5月20日〜6月30日頃まで