【古より伝わる御赤飯のはなし】
古代より赤い色には邪気を祓う力があるとされ、例えば墓室の壁画など呪術的なものに辰砂が多く使われ、また、日本神話の賀茂別雷命や比売多多良伊須気余理比売出生の話に丹塗矢(破魔矢の神話的起源)の伝承があることからも窺える。また、神道は稲作信仰を基盤として持ち(田の神など)、米はとても価値の高い食糧と考えられてきた。このため、古代には赤米)を蒸したものを神に供える風習があったようである(現在でもこの風習は各地の神社に残っている)。その際に、お供えのお下がりとして、人間も赤米を食べていたと想像される。米の源流を辿ると、インディカ種とジャポニカ種に辿り着く。インディカ種は赤っぽい色をしており、ジャポニカ種は白である。縄文時代末期に日本に初めて渡ってきた米はこの2種の中間の種類で、ちょうど赤飯くらいの色だった。この米を、日本人は江戸時代になる前まで食べていた。しかし、稲作技術の発展による品種改良でより収量が多く作りやすい米が出てきたこと、食味の劣る赤米を領主が嫌って年貢として収納することができなかったことから、次第に赤米は雑草稲として排除されるようになった。だが赤いご飯を食べる風習自体は生き続け、白い米に身近な食材である小豆等で色付けする方法が取られるようになったと考えられる。赤飯にゴマを乗せるのは、白いご飯を赤くしたことを神様にゴマかすためである。
御赤飯 一升 1800g(化粧箱)
もち米山形県産「やまぼうし」を使用し北海道産小豆でしぶ取りし赤く染め上げたお赤飯。関東地方ではささげを用いることが多いですが、味的には各段小豆の方が上なので季乃杜のお赤飯は小豆を使用しております。小豆は胴割れ(皮が破れること)しやすく、切腹を連想させるため縁起が悪いとされているが季乃杜の御赤飯は皮破れは少なく本来の美味しさを味わっていただく事に心掛けております。
特定指定原材料:もち米(やまぼうし)、北海道小豆、食塩 【販売時期】通年 【日持ち】常温当日 【販売価格】 ○一人前パック(250g) 本体価格380円 410円(税込) ○8寸(460g) 本体価格849円 917円(税込) ○9寸(630g) 本体価格993円 1072円(税込) 化粧箱5合(900g)本体価格1640円 1771円(税込) 化粧箱1升(1800g)本体価格2897円 3129円(税込)
※慶弔時のご注文は3日前の予約をお願いいたします。